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*独学我流素人による個人的見解なので情報の正確性について責任は負えません
*無断転載引用は全面禁止1.濃度の目安塗りやすい塗り難いというのは個人差があるので一概には言えませんが、
もったりして塗り難いと思ったら薄め液で調節します。
濃すぎても薄すぎてもムラになりますが、
その程度は液質によっていろいろなので実際塗ってみて確認するのが一番です。
又、同じメーカーのポリッシュでも顔料の量や種類によって液質は様々で、
不透明なマットカラーなど顔料が多いポリッシュの方が柔軟性が低く塗り難い物が多いです。
(※個人の感想です)←
「濃すぎる」というのは粘度が高い状態。
それでも柔軟性の高いポリッシュであればムラ無く塗る事は出来ますが、
結果的に厚塗りになりやすく刷毛の操作性も悪くなりがちです。
厚塗りになると乾くのが遅くなるだけでなく、
表面だけ先に乾いてしまい内側が生乾きになってしまったり、
別のポリッシュを重ね塗りした際に皺になったり、乾いた時にヒビが入ったり、
気泡が出やすかったりします。
濃度の確認は一度塗ってみるのが一番ではありますが、
刷毛を引き上げた時の手応え(?)で大体の判断はつきます。
| 刷毛をポリッシュに浸けて、 引き上げてフチでしごいた時に、 ポリッシュがすぐに落ちず、 もったりとまとわり付いてきたり…… |
| 刷毛を引き上げた時に、 ポリッシュが長く糸を引いて、 液切れが悪かったり…… |
あくまでもイメージではありますが。
こうなるとポリッシュの液量調節もし難く、
塗り終わりで糸を引いてしまうと余計な所にポリッシュが付いてしまう事があります。
逆に、「薄すぎる」というのは薄め液を入れすぎた場合ですが、
粘度がなくなり水っぽい液質になります。
薄め液を入れすぎたという事は溶剤が多いため、
重ね塗りした際に先に塗ってあるカラーを溶かしてムラになってしまう事があります。
解決策としては揮発させて適正な濃度まで濃く戻すしかないので、
換気の良い場所でしばらく蓋開けて放っておきましょう。
ポリッシュは塗ってる最中にも乾いていくので、
刷毛についているポリッシュが乾く前に手早く塗るのも大事です。
塗るのに時間がかかって塗り終わる頃には粘度が高くなっているという事であれば、
最初から少し薄めにしておく方が良いかも知れません。
2.濃度調節薄め液はカラーポリッシュと同じメーカーの物を使用するのが理想ですが、
なかなかそういう訳にもいかないので。
なるべく余計な物が入っていない、
揮発した溶剤だけを補完してくれる様な物がお薦めです。
但し、トップコートだけは「薄め液を入れると艶が悪くなる」というのが通説で、
新しいトップコートを注ぎ足して濃度調整をしたりします。
でもこれもセルフネイルであれば神経質になる必要はないと思うので、
使用頻度や入手しやすさなどで選べば良いのではないかと思います。
カラーリングの前に濃度調節をするのも大事ですが、
カラーリング後に、ちょっと液質がもったりしてきたなー、と思ったら、
蓋を閉める前に薄め液を入れて濃度調節をしておくのがお薦めです。
カラーリング前に入れても良いんですが、
薄め液を入れて混ぜる際に気泡が入る可能性があるのと、
薄め液がきちんとポリッシュ液を溶かして混ざるのに若干時間が掛かる事があるので、
適切な濃度にしてから仕舞っておいた方が安心です。
薄め液を入れた後もカラーリング前と同様に、
上下に振らず手の平で挟んでゆっくり転がして攪拌しましょう。
3.気温と気泡についてポリッシュは同じ濃度でも、温かいと軟らかく、冷えると固くなります。
そのため夏と冬では濃度の感覚が違います。
きちんと薄めておいたはずのポリッシュが急に固く感じたら気温が下がっているのかも?
逆に、気温が高いと液質が軟らかくなって、
濃度が多少濃くてもポリッシュがよく伸びるので塗りやすくなります。
ただ、その状態で塗ってしまうと濃度は濃いままなので、普段より厚塗りになりがちです。
「夏に気温が高くなるとカラーリング後に気泡が出る」というのが通説ですが、
私はどちらかというと「厚塗りになると気泡が出る」という印象です。
確信や根拠がある訳ではなくただの経験則なのですが、
私は真夏に冷房のない部屋でカラーリングする事もありますがほぼ気泡が出ません。
普段からポリッシュを薄めに用意する習慣なのと、
どうも余所様に比べて私は一回のカラーリングで塗る量が少ないんじゃないかな……? と。
あまりこういう事を余所様と比べる機会がないので、
本当に「なんとなく」でしかないのですが。
あと、「体温が高いから気泡が出る」という方もいらっしゃいますが、
体温の関係ないネイルチップでも厚塗りすると気泡が出るので、
やっぱり「温度」が直接原因ではないのではないかと思うのですが……
何か情報をお持ちの方がいらっしゃったら是非教えてください♪(笑)
その他、気泡が出る原因としては、
ポリッシュを振り混ぜた際に空気が入ってしまう場合と、
刷毛の出し入れをする際に刷毛に空気が含まれてしまう場合などがあります。
ポリッシュ自体に入ってしまった気泡もそうですが、
刷毛に含まれてしまった気泡もなかなか除去するのが難しいので、
刷毛の出し入れを丁寧にする、カラーリングする際にも乱暴に扱わないなど、
気泡を予防するためには刷毛の扱いにも注意が必要です。
>> 『
初心者講座:カラーリング(一覧)』
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