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*独学我流素人による個人的見解なので情報の正確性について責任は負えません
*無断転載引用は全面禁止 1.撮影環境以下、この状況で説明を進めていきます。
| ・使用ポリッシュ essie 445 LILY POND
手持ちのピンク系、 もったりクリームカラーで、 発色の良い物を選んでみました。 essieにしたのは丸筆の方が、 説明が分かりやすいかと思ったので。 平筆でもやる事は同じです。 |
| 全長18mm程のクリアチップに、 Seche Baceを塗った物を、 チップスタンドに載せてます。 画面上側が爪の根本側。 |
背景もネイルチップも白で若干見難くなってしまい申し訳ないです。
片手で実演しつつ片手で撮影しているため、両手を使用する構図は省略させて頂いてます。
その他、いろいろ撮影の都合で実際とは見た目が異なる部分がありますが、
注釈を付けながら進めていきますのでご了承ください。
* 以下、カラーポリッシュの場合を例にして説明をしていますが、
ベースコートもトップコートも塗り方は同じです。2.エッジを塗りますまずはエッジから塗ります。
エッジというのは爪先の「爪の厚み部分」の事です。
ここを塗っておく事で爪先から剥がれてきたりするのを防いでネイルが長持ちします。
但し、あまり厚く塗ってしまうと、
逆にエッジの部分から剥がれてきてしまう事があるので注意。
| エッジを塗るだけなら、 軸と刷毛のポリッシュを全部落とした、 この状態で充分です。 液含みの良い刷毛であれば、 付け足さなくても片手指五本分塗れます。 |
| 刷毛の横の部分に、 爪を当てるようにして塗ると、 力加減もしやすく塗りやすいです。 |
この状態で片手分まとめて塗ってしまいます。
指一本ずつエッジ→表面と塗っていっても構わないですが、
エッジを塗るために刷毛についたポリッシュを毎回落とさないといけないなどちょっと面倒。
刷毛にポリッシュがたくさん付いた状態で塗ってしまうと、
ポリッシュ液が多すぎてぽってりと爪先に厚みが出てしまったり、
爪の裏や横に流れて入り込んでしまったりするので液量は少なめがお薦めです。
足りなくなったら適宜付け足します。
爪の表面を塗った後に爪先を塗る方法もありますが、
よぽど慎重に液量を気を付けて塗らないと、爪先に塗った跡が残ってしまいます。
| 少しでもエッジからはみ出ると、 爪先に液溜まりの跡が残ります。 この後に爪表面を塗ると、 塗り終わりと一緒に液溜まりが拭えます。 |
爪が短い方はエッジは塗り難いと思います。
皮膚にポリッシュが直接付くのはあまり良くないので無理はしないで、
刷毛を少し傾けて爪表面とエッジの角に当てる様にして塗ると、
指先にポリッシュが付き難いんじゃないかと思います。
3.カラーリングで気を付ける事片手分のエッジを塗り終わったところで爪表面を塗ります。
カラーリングは「なるべく少ない手数で塗る」のがコツです。
触れば触るほど傷が付いてムラになりやすいですし、厚塗りにもなります。
| 余計なポリッシュを落とした刷毛に、 一回分のポリッシュを付けます。 刷毛の片面にだけポリッシュを付けた状態で、 爪一枚を塗れるだけの量が目安です。 |
「一回分」のポリッシュ量は爪や刷毛の大きさ・ポリッシュの質などによって違うので、
いろいろ塗りながら覚えていくしかありません。
塗って見て足りなければ途中で付け足しても大丈夫なので、
べちゃっとたくさん付いてしまうよりは少なめの方がお薦めです。
ベースコートやカラーリング一度塗り目では、
刷毛を少し立て気味にして端っこまで塗り残しがないように気を付けて塗ります。
多少ムラになってしまっても大丈夫。
カラーリング二度塗り目以降やトップコートは最初より少しポリッシュの液量を増やして、
刷毛を少し寝かせ気味にして先に塗ったポリッシュの表面を優しく撫でる様に。
ここで刷毛を押し付けすぎたり、刷毛先の角の部分が当たってしまうと、
先に塗った生乾きのポリッシュをえぐれて色ムラが出来てしまいます。
一度塗りで塗り残しなく端まで塗れていれば、
それに沿うように二度塗り目のポリッシュ液が流れてくれるので、
一度塗りの時ほど神経を使わなくても全体にムラ無くポリッシュ液が広がりやすいです。
あくまでも私の感覚ですが、ポリッシュの量は爪表面を塗り終わった時に、
爪表面に液状に余っているようだとちょっと多いと思います。
爪は上下左右に立体的にカーブを描いているので、
液状のポリッシュが爪表面に残っているとカーブに沿って流れていってしまいます。
爪表面にポリッシュが余ってしまった! と刷毛で撫でて取ろうとしても、
跡が残ってしまったり逆にに刷毛に残っていたポリッシュが更に付いてしまったりします。
そうやって慌てるくらいなら塗る時のポリッシュ液を減らして、
足りなければ付け足す、という方針の方が失敗が少ないんじゃないかと思います。
4.カラーリング方法(1)基本的なのが「真ん中」→「両サイド」という風に三回で塗る方法。
三回できれいに塗りきれない場合は更に二回重ねますが、
触る回数が少ない方がきれいに塗れます。
1 | | まず真ん中。 |
2 | | 次にサイド。 |
3 | | 反対側のサイド。 左右の塗る順番はどっちでも構いません。 |
撮影の都合上、ポリッシュが途中で乾いて馴染じまず塗り跡が残っていますが、
実際にはもう少し全体的に馴染んだ塗り終わりになります。
爪の大きさやポリッシュの液量などにもよりますが、
大体この三回で爪一枚分が塗りきるのが標準的な塗り方じゃないかと思います。
一度塗りであれば多少塗りムラがあっても大丈夫ですが、
どうしてもムラが気になるようであれば続けてもう少し塗ります。
4 | | 1と2の中間辺りを塗ります。 |
5 | | 1と3の中間辺りを塗ります。 これでムラ無く大体均一に塗れました。 |
撮影用にゆっくりと厚めに塗り重ねたので上記の仕上がりは二度塗りの状態に近いです。
一度塗りの段階であればもっと薄い仕上がりになると思います。
二度塗りする際にも同じ順番で塗り重ねます。
5.カラーリング方法(2)真ん中ではなく端から順番に塗る方法です。
途中でポリッシュ液が足りなくなった場合に付け足しやすいので、
足の親指など面積が広い所を塗る際にはこっちの方が塗りやすいと思います。
1 | | サイドから塗り始めます。 左右どちらからでも構いません。 |
2 | | 次に真ん中辺りを塗ります。 最初に塗った部分に少し重ねる様に塗ると、 隙間なく塗れます。 |
3 | | 最後に反対側のサイドを塗って終わり。 |
途中でポリッシュを付け足さずに端から塗ると塗り終わりの端が少し薄くなりますが、
一度塗りの段階では色の差や色ムラがあっても大丈夫です。
ハンドネイルであれば大体三分割くらいで塗り終わると思いますが、
足の爪など面積が広い場合、もしくは、刷毛が細い場合は、
無理に広範囲を塗ろうとせず分割の数を増やします。
二度塗りする際には最初とは反対側のサイドから塗り始めると、
塗り始めと塗り終わりの色の差が緩和されて大体均一な仕上がりになります。
6.甘皮部分とはみ出し処理甘皮やサイドウォール(爪の横の盛り上がった皮膚部分)は塗らない様に気を付けましょう。
皮膚に付いたポリッシュは後になって剥がれてくるため、
特に甘皮部分はそこから剥がれてくる切っ掛けになりやすいです。
一昔前のネイル業界の先人曰く「絹糸一本分を残して塗るのがプロの技だ」とかなんとか。
難しければ乾く前に爪楊枝など先の尖った物で拭い取るという方法もありますが、
生乾きの状態でやってしまうと爪表面のポリッシュを引っ張ってしまうので、
やるのであれば塗った直後か、爪楊枝にアセトンや薄め液を染み込ませた状態がお薦め。
その他、はみ出してしまった部分も同様に、
塗った直後にウッドスティックやコットンスティックなどで取り除きます。
爪楊枝でもいいですが、一応、使用する面積の問題で。
完全に邪道ですが……
皮膚に付いたポリッシュは剥がれやすいので、
はみ出した部分はお風呂などでふやけた状態で剥がしてしまうという方法も無きにしもあらず。
でも、これをやると剥がした切れ端が千切ったようにガタガタになったり、
爪表面のポリッシュまで一緒に剥がれてしまったりしまうので、
強いてお薦めはしません(笑)。
>> 『
初心者講座:カラーリング(一覧)』
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